革命発火,それは溜められた情念の発露のように。新しい体制を創るんだ。恐竜に死を,文化に明日を。
現在の著作権法は,作者を守るためのものではなく,莫大な著作権を所有する者の利益を代弁するだけのものだ。また,二次的利用が制限されているため,人類の文化の進展のあり方が根本的に変わり,技術革新も妨げている。だが,体制が変わる可能性は低い。利益を持つ企業が,あらゆる手段を講ずるだろうからだ。
ZDNetの記事で,ファイルローグを日本で展開する日本MMO社のインタビューを読んだ。が,どうもなにを云っているのかわからない。試しでやってるんであって,ダメと云われるかもねという信念のなさはいったいなんなんだろうと思う。『音楽は情報である。情報とはシームレスに共有され,分配されてこそ意味がある。それを,止める術などかけらも存在しない』とでも,云えないものか。
ウィンMXの逮捕者後,ぱっと見はウィンMXの利用者は減っているようにはみえない。まぁ当然だろう。減る必要などないからだ。スティーブ・ジョブズの言葉を借りれば,「違法コピーは,技術ではなく礼儀の問題だ」(CNET Japanの記事)。現行の,著作権保有者の礼儀のなさに,ウィンMXはちょうどいい。その,諍いも起きようゴタゴタのなかで,私たちは違う世界を創り上げていかねばならない。今の,この,衰退しかみえない世界を壊し,明日のある,世界,へと。
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